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命を実感できる趣味 狩猟

狩猟 アウトドアな趣味で生き物の命をいただくと言えば魚釣りを思い浮かべるかもしれません。ですが今回ご紹介するのは本当に大人でなければできない、狩猟をご紹介します。

狩猟って?

狩猟はその名の通り自然に生きる動物を狩る行為の事を言います。歴史的に見れば人間が農耕社を始める前は食料確保の最も重要な行為でかつてはマンモスやバッファローなどの巨大な生き物を狩っていました。

しかしコメなどを生産する農業や牛などの生き物を飼う牧畜がおこなわれるようになると食料を得るための狩猟は食料確保の上では非効率なために食料目的の狩猟自体は減り、主に畑や牛などを狙う動物から守るために狩猟が行われてきました。現在のヨーロッパでは趣味としての地位を確立していますが、日本では各地で猟師の人口が減少しており、そのために問題が発生しています。

趣味に留まらない、狩猟の社会的役割

各地の猟師の人口が減っていることで問題になっているのが野生動物による農業や林業の被害です。特に問題になっているのがニホンジカの増加です。人里に下りてきて畑を荒らす、木の皮などをかじって気を枯らす、山の植物を食い荒らすといった行為が問題になっています。実際にある地域では山の植物がなくなった場所もあれば木が枯れてしまった場所もあり山の環境悪化の原因になっています。鹿の増加は元々繁殖力が強いこともありますがかつていたニホンオオカミの絶滅や猟師人口の低下などが原因となって増加していると考えられます。

この他にもイノシシも鹿同様の被害を農業に与えると問題になっており、さらにマングースを始めとする外来生物も自然環境に影響を与えています。その為猟師が行う狩猟の社会的な役割は鳥獣保護や自然環境の維持の面でも重要な役割も持つことになるのです。活動する人たちは猟を通して命の大切さや、ただ生き物を殺すだけではなく、その命を食べ物として大切にいただくといったことを実感出来るとおっしゃる方もいます。

狩猟を行うには

狩猟は社会的な役割が高まっていますが、銃の所持を始めとした厳格なルールがあります。これについては必ず守る必要があります。特に重要なのは狩猟免許です。これがなければ狩猟は出来ません。申請にはお住いの都道府県に申請し、猟銃を所持している場合はその許可証、証明写真などを提出しなければいけません。その後希望者は狩猟免許の予備講習を受けて狩猟免許の試験を受けます。

試験は狩猟に対する知識の他、視力などの適性試験、道具の扱いの技能試験の三つがあります。また猟銃の所持には銃刀法に基づいた所持許可を管轄の警察署で受けなければいけません。罠については所持に手続きはいりません。狩猟免許に猟銃を取得したら次は出猟したい都道府県ごとに狩猟者登録を行い、狩猟税を納めます。さらに3000万円以上の損害賠償保険に加入する必要もあります。以上のように様々な手続きが必要になりますが、これも適正に狩猟を行うのに必要な物です。

狩猟を行う人は趣味の他にも野生動物などの自然資源の利用や自然や在来種などの環境の保護を目的に行う人もいます。いずれにせよ狩猟の役割は大きく、一歩間違えれば大きな事故にもつながるものです。必ずルールとマナーに正しい知識を身に着けて行うようにしましょう。