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退職後の副業としても生かせる遺品整理士資格

遺品整理士資格 遺品整理士とは、亡くなった方の住居などにある身の回りの品を区分する専門職のことです。もともとは遺族の方がしていた、故人の所有物の始末を代行する業務だといえばいいでしょう。

かつては、便利屋とよばれる業者がこの仕事を担当していました。しかし法的な規制がまったくない分野だったため、遺品の取り扱いを巡って業者と遺族との間でトラブルが絶えなかったことも事実です。

こうした状況を受け、近年は遺品整理士とよばれる資格が整備されました。遺品整理士の資格は民間資格です。専門学校へ通う必要もなく、DVD教材などを活用した通信教育システムでこの資格は取得できます。

高齢化社会の問題に関心のある方には、これは興味深い資格でしょう。 また今後、需要の高まることが予想される分野なので、遺品整理士は将来の転職や副業を考える男性にもお薦めしたい資格です。

遺品整理士の需要はますます増えていきます

遺品整理は、本来ならば故人の家族がすべきものです。 しかし昔と違って核家族化が進み、現代では1世帯あたりの人数が極端に少なくなっています。家族のだれかが亡くなっても、身内はわずか数人、しかも全員仕事が忙しく遺品整理まで手が回らないということもけっして珍しくありません。

さらに悲惨なのは、子どもたちと長い間離れて暮らしていた独居老人の場合です。親が孤独死を迎えても、子どもたちは駆けつけることもなく、便利業者へ電話をかけて遺品整理を頼むだけということもあります。

核家族化どころか小子化が進むこれからの社会では、こうした事例はますます増えていくでしょう。遺品の不法投棄や貴重品の盗難などの問題を起こさない、適正な業者がこれからは必要です。

いいかげんな業者にだまされないためにも、遺品整理士という仕事について学び、資格を取っておくことはだれでとっても決して損ではないでしょう。

転職や退職後の副業を考えている男性に人気の資格です

転職の可能性や、退職後の仕事を考えている熟年男性の間で、遺品整理士の資格を取得する方が増えています。 特に運送業やリサイクルショップで勤めている方には、これは注目の資格です。

業者に対するもっとも多い苦情は、粗大ごみなどの処分に関するものです。ごみは各自治体によって分別方法、廃棄方法が細かく定められています。いいかげんな業者が不法な投棄を行ったせいで、遺族が非難や罰金の対象になる事例もおきています。

遺品整理士は、リサイクル品や廃棄物に関する法規を身につけた人たちです。この資格を持っている人がいれば、その業者の受注率は当然上がります。

近年では、遺品整理業者のガイドライン作りに行政も取り組みを始めました。これからは遺品整理士の資格保有者がいることが、こうした業者での必須条件になっていくでしょう。

また遺品整理は年配になってからでもできる業務です。重い荷物や粗大ごみを運ぶことは、若い同僚に任せることになりますが、細々とした遺品の扱いは、年配者のほうが得意なこともあります。

価値を見極めるのが難しい貴金属、和服、毛皮などはもちろん、家電製品などの処分についても、リサイクル業者としての経験のある方のほうが有利です。

また遺族の方から感謝されることが多いのは、思い出の品に対する丁寧な取り扱いです。こうした細やかな心遣いは、ある程度の人生経験を経た人だからこそできるものでしょう。

自分の将来への準備にも使える資格です

遺品整理士の資格を持っている人がみな、こうした業務に就くわけではありません。この資格に興味を持って勉強を始める人の中には、自分の身内で遺品整理を巡るトラブルを経験した人や、独身で生涯を通しそうだと感じた人などもいます。

孤独死を万一迎えてしまうと、たとえ正規の遺品整理士が駆けつけてくれるとしても問題は大きくなります。

特に貴重品の保管場所は、遺品整理士でも簡単に見つけることはできません。預金通帳などが発見できないケースでは、業者はごみの処理には慎重になります。結果として、いつまでたっても遺品処理作業が進まず、大家などに迷惑をかけることもあります。

遺品整理士の勉強をしていると、死後に気をつけるべき事が自然とわかるものです。 貴重品の保管場所や宗派に関係した葬儀の手配などについては、エンディングノートを生前に書いておくことで、身内の負担を軽くすることができます。

不正な業者から高額な請求をされるのを確実に防ぎたければ、優良な業者をあらかじめ自分で見つけておくのもいいでしょう。

遺品整理士認定協会の連絡先を、エンディングノートに書いておくだけでもかまいません。遺族が問い合わせれば、その地区の近くにある優良業者をすぐに協会が紹介してくれるでしょう。

遺品整理士の業務を学ぶことは、自分の死後に迷惑をかけないための責任ある態度を知ることだとも言えます。独身の方だけでなく、子どものいないご夫婦にも、遺品整理士の仕事のことをぜひ知っていただきたいと思います。