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男性こそ大活躍!趣味にも仕事にもできる建築模型士

建築模型士 展覧会会場や博物館のホールなどで、建物の精密な模型がよく置かれています。あれは建築模型とよばれるもので、実際の建築物の精密なミニチュアです。

建築模型はすべて手作業で作られます。一見すると、小さな手を繊細に動かせる女性向きの作業という印象があるかもしれません。 じつは、建築模型の製作者の多くは男性です。

数学の授業で、立体図形の問題を解くのが得意な人は、なぜか男性のほうが多かったことを覚えているでしょうか。紙に描かれた図形を眺め、空間の中にその立体を思い描く作業は、不思議と昔から男性の得意分野です。

建築模型の製作は、平面図を見ながら建物の立体的なイメージをつくるのが得意な人には楽しい作業でしょう。

ただの趣味として続けるのもいいですが、建築に関しては、建築模型士という資格制度もあります。これは通信教育でも取れる資格です。

作業の励みにしたり、同じ趣味を持っている人たちと知り合いになったりするために、資格獲得にチャレンジするのもいいかもしれません。

こだわりの素材を選んでミニチュアの家が作れます

建築模型はただサイズが小さいだけのものではありません。素材もできるかぎり実際の家と同じものを使って作られます。 模型を見ながら、実際の建築物を正しくイメージできなければいけないからです。

木造家屋の建築模型であれば、柱や床などのパーツも実際の木を使います。色のついている箇所は、模型でも同じように塗装しなければいけません。これらは建築模型を作るうえでの最低限のルールです。

でも実物と同じ建築資材をどこまで集めるか、襖やドアといった細部のパーツをどこまで似せるかについては、特に決まりはありません。これらは製作者のこだわりと腕のよさにかかってきます。

実物に限りなく近い、美しい作品を作れる人ほど、上手な建築模型を作り手として評価を受けます。 建築模型用の一般的な材料は、文房具店で買いそろえることが可能です。

大理石やアラバスターなどの建築資材は、専門店や業者に依頼しなければ手に入らないでしょう。こうした高級資材は、模型をつくるうえで不可欠というわけではありません。

それだからこそ、貴重な建築資材まで使って精巧に仕上げられた建築模型には、普通以上の価値があります。作り手にとっても、ここがやりがいを感じる最大のポイントになるはずです。

資格を取ればフリーで副収入につながることもあります

建築模型を作るのに資格は必要ありません。 ですが設計事務所や住宅メーカーでの社員の中には、建築模型士という資格を取得する人もいます。模型をつくるうえでの基本知識や、より美しく作るためのポイントを、資格勉強を通して学べるからです。

建築模型士の資格は、通信教育で取得することができます。建築業界で働いた経験のない人にも、基礎編はそれほど難しいものではありません。順番にステップアップしていけば、建築のしろうとの人にもこの資格がとれる可能性は十分にあります。

建築模型は、設計事務所ではプレゼンテーション用としてつねに必要とされています。ハウジングメーカーや模型製作会社でも、いい建築模型を作れる人は欠かせない存在です。

ただ建築模型士としてフルタイムで働きたいという人は、じつはほとんどいません。そのため、仕事のひとつとしてこうした製作を社員にさせているというのが建築業界の現状です。

いい建築模型が作れるようになったら、設計会社やハウジング会社の、製作模型の公募に自作を出品してみてもいいでしょう。うまく採用されれば、その後も定期的に製作を依頼してもらえる可能性もあります。

作品が採用されるかどうかでは、もっとも重視されるのは経験と作品の質です。それでも建築模型士の資格を持っていれば、選考の段階でかなり注目してもらえるでしょう。建築業界で働いた経験のない人ほど、この資格を持っていることでのちに有利になります。

建築模型で定年後に定期収入を得ることもできます

自分の建築模型が企業に採用されるのはうれしいことです。それが趣味にとどまらず、ささやかな収入の元になるのであればもっといいでしょう。

職業としての建築模型士の仕事は、在宅ワークが中心です。働き盛りの男性が、暇な時間を利用してこの仕事をするのは珍しいことではありません。休日の趣味がいずれ収入にもなると思えば、模型製作もいっそう楽しくなるのではないでしょうか。

定年後の仕事として建築模型士を選ぶ男性もたくさんいます。 昔、建築士になりたかったという人、単に建物が好きだという人などが、熟年のころから模型製作を少しずつ始めることが多いようです。

資格を早めにとっておくと、定年後にフリーランスの建築模型士としてすぐに行動を起こすこともできます。

職業としないまでも、建築模型の制作を通じて、いろいろな人と出会えるだけでも楽しいでしょう。自分の世界を広げるためにも、仕事に没頭しがちな年代の男性にこそ、こうした趣味を持ってみてはどうでしょうか。