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カッターで描く絵画、切り絵

切り絵 釣りやゴルフなど、男性はアクティブな趣味を持っている人は多いですが、意外と自宅で楽しめる趣味を持っている人は少ないです。趣味は余暇を過ごすだけでなく、気分転換の意味合いもあります。

ですから、ものごとがうまく行かず、気分が暗くなったときなどに、リフレッシュできるちょっとした室内の趣味を持っていてもいいですよね。そこで、省スペースで楽しめるうえに、隙間時間でもできる、切り絵について紹介します。

切り絵の魅力とは

切り絵とは、その名の通り紙を切って1つの作品を作り上げること。子供の頃に折り紙を三角に折って、好きなように切り込みを入れることで、雪の結晶のような模様を作ったことがあるのではないでしょうか。単純ではありますが、あれも切り絵の一種です。もちろん、子供が楽しめるような単純なものでは、大人の趣味として楽しむことはできませんが、切り込みを入れた紙を広げる際のワクワク感は忘れられません。

紙をイメージに合わせて切る作業がメインなので、工作と思われがちですが、実は絵画技法の1つなのです。かの有名な絵本、「モチモチの木」の表紙も切り絵です。あくまでも絵として完成させるので、切った後に台紙へ貼りつけ、額で飾れる形にします。

ただ、一般的な絵と異なり、描くというプロセスはほとんどなく、切ったり貼ったりする工作的要素が強く、切り絵には出せない風合いが魅力。ひたすらデザイン通りに切り込んでいく、という単純作業で作品を作る切り絵は、腕前次第でどんなものでも作れます。それこそ、「モチモチの木」のようななんだか不気味でありながら、力強い作品から、レースよりも繊細な作品までさまざま。

難しい作品が完成すれば、達成感も大きくなり、より難しい作品に挑戦したくなります。絵がある程度描ける場合は、デザインを1から作成することもできるので、切り絵の自由度がより高まり、表現に幅が出てきます。台紙と、切り絵のはっきりしたコントラストで、描く絵は苦手でも、切り絵にすると魅力的な作品になると、作品作りと、作品そのものの面白さに、ハマる人が多いのです。

切り絵には何がいるの?

切り絵は極端な話、カッターと紙さえあれば楽しめます。そもそも、趣味を楽しむには、大なり小なり費用がかかりますが、切り絵は経済的な負担がかなり低い趣味です。好きなことのためなら、出費は惜しくないと考える人も多いでしょうが、それでも低コストで楽しめるというのは、始めやすさや続けやすさに繋がる要因でしょう。

カッターは絵画で言うペンや筆にあたるもので、作品作りに欠かせません。細かい作業に適したデザインカッターを用意する人が多いですが、プロの中には、ハサミを愛用している強者もいますので、特にこだわらず使いやすいものを選びましょう。デザインカッターは、低価格なものなら、200円ほどで購入できます。

また、紙は最低、台紙用の紙と、カット用の紙の2枚を用意します。一昔前は、台紙は白、カット用は黒と決まっていましたが、今は特にこれと言った色や枚数の決まりはありません。作品によっては、色が違う紙を何枚も重ねることが普通となっていますし、色は何色でも構いませんが、紙の種類は統一させましょう。

なぜなら、紙の種類が違うと厚みや風合いが異なり、作品のできに影響が出ます。敢えて「味」として種類が違う紙を使うならいいですが、慣れないうちは同じ種類の紙をチョイスした方が無難です。

カットする図案は、絵を描くのが得意な人は自分で作っても構いませんが、慣れないうちは複雑なデザインをカッターで切っていくのは至難の業ですので、最初は本や、サイトやキットで紹介されている切り絵用の図案を利用することをオススメします。切り絵用の図案は、作品が作りやすいように線が太いものが多いので、カッターや紙の扱いに慣れる意味合いでも有効です。

切るか、切らないかというのが切り絵の世界。絵画のように濃淡や筆のタッチで微妙な表現はできません。線の太い細いはあるものの、曖昧な表現が全くない切り絵の風合いは、切り絵独特のものです。ひたすら紙を細かく切る、という単純ながらも繊細な作業に、時間を忘れて没頭して、切り絵の不思議な風合いを楽しんではいかがでしょうか。